林檎の変な日本語

新しいMacBook Pro のRetinaが発表されましたね。あれだけの解像度はすごいです。今度本物を見に行ってみよう。

さて、Apple Japanのサイトの直訳すぎるキャッチコピーが、なにやら話題です。
http://post.logown.com/2012/06/1160/

中でも特におかしいものを抜き出してみました。

「あえて信じられないほどパワフルにしました。」
「大きな力を持つものは、高い能力も持つべきです。」
「これまで見たことがないはずです。これまであり得なかったので。」

ちょっと何を言ってるのか分かりません。倒置法のようになっていますね。
じゃあ、原文はどう書いてあるのか見てみましょう。

「あえて信じられないほどパワフルにしました。」
Incredibly powerful. By design.
この場合のdesignは設計という意味なので、~パワフルにしました。という部分の「しました」に相当するんでしょう。そうすると「あえて」はどこになるんだろう。

「大きな力を持つものは、高い能力も持つべきです。」
With great power comes great capability.
素晴らしい力が素晴らしい能力をもたらしました。という感じでしょうか。greatで韻を踏んでるのに殺してますね。

「これまで見たことがないはずです。これまであり得なかったので。」
You’ve never seen anything like it. Because there’s never been anything like it.
倒置法ぽくなってますが、日本語との表現の違いでしょうがないところ。
こんなものは見たことがないでしょう。なぜなら、今までは全くなかったのだから。と言い換えるのが綺麗な気がします。日本語だと普通前後の文章が逆になりますね。~だから、○○だ。

Appleはいつもなんだかよく分からない、魔法の言葉ばっかりキャッチコピーに使うので、あまり気にしたことはなかったのですが、改めて指摘されると、ちょっとおかしいですね。