スターターテーマ「_s」でオリジナルテーマをつくる(1)
2014.10.10 update
なかのひとです。
久しぶりにWordpressの話題です。
CMSではデザイナーではデザインがいじりにくいものがありますが、Wordpressではデザイナーにもデザインがいじりやすいようにテーマファイルが分離しており、おかげでコーディングが出来ない人も幅広いデザインテーマから好きなものを選べます。
Wordpressにはデフォルトでいくつか公式テーマが同梱されており、「Twenty Twelve」「Twenty Fourteen」「Twenty Thirteen」の3つです。
また、ちょっとしたデザインの変更ならCSSをいじったりすればいいほか、ブログ記事も多数の人に書かれているので、コピペで機能追加したり、プラグインを使ったり、ウィジェットを使ったりと、初心者にも取っ付き易いです。
ですが、企業向けのビジネスサイトとなればオリジナリティを出したい場合がほとんどですし、デフォルトのようなブログ形式ではなく、通常の企業サイトのような構造にすることが多数を占めます。
WP慣れした方の方法としてよく知られているのは「子テーマ」を使って、既存のテーマをベースにカスタマイズをする方法ですが、ワレワレのようなデザイナーが同じ手法でそれを行うと、親テーマの原型を留めないほどのカスタマイズをすることになり、しまいにはスクラッチでテーマ作ったほうがよかったのでは?ということにもなりかねません。
バリバリカスタムをする人は一からテーマファイルを組み上げるしか無いのか?いえいえ、そんなことはありません!
実は公式から「_s」(underscores)というスターターテーマが配布されています。
このテーマ、「underscores, if you like. I’m a theme meant for hacking so don’t use me as a Parent Theme.」という1文からも分かるように、そのまま親テーマとして使うことは想定されておらず、ガンガン自分好みにテンプレートやCSSをいじる人向けのものになります。
なので、これから書いていく内容もある程度知識のある前提になりますのでご了承くださいませ。
次回はこのテーマを使ってカスタマイズを行う準備を書きたいと思います。