Googleカレンダーにイベント登録、ChatWorkへメッセージを送信する方法①
2018.05.24 update

私のいる部署はPHPを使ったwebシステム開発を行う部署ですが、今回はPHPの話ではありません。
GAS = Google Apps Scriptの話をします。
最近は業務で、メールよりもChatWorkやSlackをよく使います。
チャットは便利なのですが、スケジュールの共有は他の話題に埋もれてしまってあまり芳しくないと常々思っており...ふと、Googleカレンダーで共有したいという衝動に駆られました。
でも、Googleカレンダーにスケジュールを登録しつつ、更にチャットへ同じ内容を送る...煩雑過ぎます。
そこで、Googleカレンダーにイベントを登録したら、チャットへメッセージを送るように、GASで作ってみようということに。
それでは早速導入手順です。
目次
前提条件
- Googleアカウント、ChatWorkアカウントは既に持っていることを前提とします。
- イベントを登録するGoogleカレンダーも既に作ってあることを前提としています。
ChatWorkのAPI Tokenを入手
チャットツールは、上述の通りChatWorkを使います。
事前準備として、ChatWorkのAPI Tokenを入手しておきます。
ChatWorkでAPI設定を開きます。
API Tokenページでパスワードを入力して表示ボタンをクリックします。
API Tokenが表示されます。
ChatWorkの事前準備は以上です。
GoogleカレンダーのカレンダーIDを入手
ChatWorkと同様に事前準備として、GoogleカレンダーのカレンダーIDを入手しておきます。
Googleカレンダーで対象となるカレンダーの設定と共有を開きます。
カレンダーの統合内にカレンダーIDが表示されています。
Googleカレンダーの事前準備は以上です。
Google Apps Scriptを作成 / ライブラリのプロジェクトキーを入手
Google Apps Scriptを作成
スクリプトを記述するためのファイルを作成しておきます。
Googleドキュメント > 新規 > その他 > Google Apps Scriptを選択して、GASファイルを作成します。
作成したファイルは、名前を付けて保存しておきます。
ChatWork Client for GASのプロジェクトキーを入手
GAS内でChatWorkを利用するために必要なライブラリで、利用するためにはプロジェクトキーが必要となります。
[ChatWork Client for Google Apps Script]
※非公式ライブラリですが、ChatWorkの中の人が作っています!
※しかも、ライセンスはMITライセンスです!!
※ただし、READMEにも書いてありますが、利用は自己責任でお願いします…
次回予定
今回の説明はここまでです。
次回は、各種設定と簡易的なスクリプトを紹介していきます。